お父さんお母さんにとって、週末や長期休みに子どもをどこへ連れて行くかは大きな悩みのひとつです。
行き先が決まらないのであれば、桃園市にあるテーマパーク・小人國主題樂園はいかがでしょうか?
今回は、実際に訪れてわかった、小人國のおすすめポイントについて紹介します!
小人國は小さな子ども向けのテーマパーク
小人國は、世界中の建築物をミニチュア化したミニチュアワールドが有名なテーマパークです。
ミニチュアワールドのほかに、屋外型と屋内型の遊園地、屋外プールなど、一日では遊びつくせないほど充実した施設を備えています。
広大な敷地は子どもが思いきり走り回れ、遊園地のアトラクションは小さな子ども向けのものばかり。
一般的な遊園地は、身長制限により小さな子どもが乗れないアトラクションも多くありますが、小人國ならそういった心配は不要です。
反対に、中学生以上の子どもは「アトラクションがつまらない」と感じてしまうかもしれません。(大きなお子さんなら、小人國の隣にある六福村のほうが楽しめるでしょう)
それではここから、わたしが「子連れにおすすめ」と感じたポイントを下記の5つに分けて詳しく紹介していきます!
- リアルなミニチュア模型
- 園内列車と園内ボート
- 子ども向けの遊園地
- 屋外プール
- 充実した園内施設
おすすめポイント1.リアルなミニチュア模型
小人國の特徴は、世界各国の建築物が1/25の縮尺比で再現されたミニチュアです。
中正紀念堂や総統府など、見慣れた建物がミニサイズになって現れます。かわいいサイズ感とリアルさに思わず大人も子どもも驚きの声を上げてしまうことでしょう!
ミニチュアは下記5つのエリアに分かれていて、各エリアとも有名な建築物が忠実に再現されています。
- ミニ台湾エリア
- ミニ中国エリア
- ミニアジアエリア
- ミニヨーロッパエリア
- ミニアメリカエリア
小人國に入園して一番最初に現れるのが「ミニ台湾エリア」。
遊園地へ向かう道筋に沿って次々とミニチュアが現れるので、飽きずに園内を移動できます。息子も「次はなんだろう!」とミニチュアを楽しんでいました。
電車や車、空港内を移動する飛行機など、乗り物好きなお子さんの心をグッとつかむミニチュアもありますよ。
ミニチュアが展示されている場所は、日陰になるところが少ないです。暑い時期は、水分補給をこまめにすることをおすすめします。
また、池があるので小さなお子さんから目を離さないよう気をつけてくださいね!
おすすめポイント2.園内列車と園内ボート
「ミニ台湾エリア」を抜けると、園内列車の駅にたどり着きます。この園内電車は、小人國の入り口と遊園地をつなぐもの。
電車好きの子なら、ここでテンションが高くなること間違いなし!
乗り物大好きな息子も例にもれず、すでに高かったテンションがさらに跳ね上がりました。
お茶畑を眺めながら気持ちよい風を感じられ、わたしもまだ乗っていたいと思うほど快適な時間。
息子にとっては乗車時間はほんの一瞬だったようです。
下車した場所から遊園地のアトラクションが見えなければ、飽きるまで往復させられていたことでしょう……(恐ろしい)。
列車に乗らなくても徒歩で遊園地へ行けますが、10分前後歩くことになるので、特に暑いときは電車がおすすめです。
園内ボートは「ミニヨーロッパエリア」の周囲をぐるりと回れるようになっています。
ゆっくりと進むので、小さい子とも一緒に楽しめます。ボートから「ミニヨーロッパエリア」のミニチュアを眺めていると、まるで海外を旅しているような気分を味わえる……かもしれません。
おすすめポイント3.子ども向けの遊園地
小人國の遊園地は、小さな子ども向けのアトラクションばかりです。
大人が同伴であれば身長90cmの子どもでも乗れるアトラクションが多くあります。
でも、子ども向けだからといって、甘くみてはいけません。
「室內雲霄飛車(室内ジェットコースター)」と「轟浪(ビッグウェーブ)」は、どちらも身長130cm以下であれば大人の同伴が必須です。
ジェットコースターが苦手なお父さん、お母さん頑張ってください(応援してます)!!!
遊園地は、屋内にもあります。屋内には、ゲームコーナーやアトラクション、室内遊び場が備わっているので、天気がよくない日でも楽しめますよ。
屋内アトラクションは、身長120cm以上の子どもしか乗れないものも。室内遊び場は150cm以上の子どもは入れません。
また、小人國は、入場料金を支払えばアトラクションが乗り放題ですが、屋内のゲームと一部のアトラクションは有料な点も要注意です!
おすすめポイント4.屋外プール
7月・8月であれば、屋外プールで遊ぶことができます。
小人國の屋外プールは規模が大きく、プールメインで訪れる人も多くいるほどです。
プールの開放時期に行かれるのであれば、水着を持参しましょう!
わたしが行ったのは10月だったので、プールは残念ながらクローズ中。しかし、大きな樽にたまった水が上からバッシャー!!と落ちてくるアトラクションは時間限定で開放されていました。
奥のほうに「轟浪(ビッグウェーブ)」のレールがあります。この場所は「轟浪(ビッグウェーブ)」の水しぶきがこれでもかと飛んできます。
水遊びが大好きなお子さんなら、大興奮間違いなしですよ。
水着がない場合でも、売店に子ども用下着とズボンが売っているので濡れても安心!ドライヤーも設置されていますよ。
おすすめポイント5.充実した園内施設
小人國は売店とレストランも充実しています。
売店では、サンダルや子ども用の下着、種類とサイズは少ないけれどズボンも販売しています。
水に濡れるアトラクションに乗るためのカッパもあります。コンビニで購入するよりも少し高い程度だったので、小人國で買わずに持参してもいいかもしれませんね。
そのほか、小人國オリジナルキャラクターグッズや水鉄砲、お菓子、カップラーメンがありました。
レストランは、軽食からガッツリ食べられるレストランまであちこちに点在しているので、食事に困ることはありません。
ところでテーマパークの食事といえば、高い料金設定が気になるところ。
でも小人國では、入場券と一緒にもらった50元割引券を使用したので比較的安く済ませられました。(割引券は1人1枚もらえ、合わせて使用できます)
入場券についてですが、わたしはKlookで事前購入しています。
サイトで支払いを完了すると、QRコードが受け取れます。小人國入口にあるインフォメーションカウンターでQRコードを提示し、入場券と引き換えましょう。
感激!息子に起きたトラブルを救ったスタッフのホスピタリティ
今回、小人國スタッフのホスピタリティの高さに感動した出来事がありました。
見つけ出すのは不可能だろう、と思われた息子の靴を見つけ出してくれたのです。
小人國スタッフの行動に対する感動をお伝えしたいのと、この記事を読み小人國へ行かれる方が同じ目にあわぬよう「靴紛失事件」について記載したいと思います。
息子の靴紛失事件
靴は、室内の遊び場で紛失しました。
室内の遊び場は入り口で靴を脱ぎ、自身で靴箱に靴を入れる規則です。
約20分ごとに消毒の時間が設けられており、時間になるとスタッフが退場のアナウンスを流します。
紛失する少し前も退場を促すアナウンスがあり、それを聞いたこどもたちが一斉に出てきました。
そのうちの一人の子どもが息子の靴を履き間違えてしまったようです。
最後に残ったのは、息子と息子のものではない靴。
靴がないことをスタッフに伝えると、すぐにどこかへ連絡し「靴を履き間違えていないか」という内容の園内アナウンスを流してくれました。
何度かアナウンスを流してくれたのですが、園内はにぎやかで、注意深く聞いていてもアナウンスの内容が聞き取れません。
泣いている息子を見ながら「正直、靴は戻ってこないだろう」と思っていました。
靴が見つかった!!
1時間後、なんと息子の靴が見つかったとの連絡が入りました!
見つけたのは、靴紛失の連絡を受けたインフォメーションカウンターのスタッフ。
ぎこちない歩き方をしている子どもがいないか、足元をチェックし、声をかけてくれたらしいのです。
21cmの靴を履いていたのは、靴のサイズが19cmの子どもでした。
息子とわたしにとっては、大事な靴。けれども、スタッフにとってはただの靴。
いち客の靴のために、歩き方に注目してずっと探してくれていたことにただただ感動しました。
靴が戻らないままだったら、息子にとって小人國は残念な思い出の場所となっていたかもしれません。
小人國主題樂園はこちら
- 住所:桃園市龍潭區高原路891號
- 電話:03-4717211
- 営業時間【平日】園内営業時間:9:00-16:30 施設開放時間:10:00-16:00
- 営業時間【祝祭日】園内営業時間:9:30-17:00 施設開放時間:10:30-16:30
- 年中無休
- 公式サイト
- FBページ
▼料金(2022年10月時点)
チケット種類 | 金額 | 早割 |
---|---|---|
大人(18歳以上) | 850元 | 550元 |
学生(満12歳以上) | 750元 | 550元 |
子ども(満6歳~12歳未満) | 650元 | 550元 |
幼児(満3歳~6歳未満) ※身分証を持たない90cm以上の幼児 |
550元 | 420元 |
博愛票 ※満65歳以上・妊婦・障害者・障害者の付き添い(1人まで)・現役軍人および警察 |
420元 | 420元 |
団体(20名以上) | 事前予約 | 事前予約 |
3歳未満および90cm未満 ※証明証が必要 |
無料 | 無料 |
刺激を常に求めている我が家の息子は、ずぶ濡れになるジェットコースター「轟浪(ビッグウェーブ)」にハマったようです。
一方、絶叫系が苦手なわたしは、ジェットコースターが上にあがっていくときの緊張感と、落下する際の内臓が浮き上がる感じが恐怖でしかなく、乗り終わったあとはしばらく動けませんでした……。
でも、一日たっぷり子どもと遊べて、スタッフのホスピタリティも高い小人國は、わたしにとってお気に入りの場所に。
絶叫系が大好きな友人にお供をお願いし、近々また訪れたいと思います!
※今回記載した情報は、時期や事情により異なる場合があります。事前に小人國公式サイトにて確認することをおすすめします。