こんにちは、猫猫(まおまお)です。
私の台湾での主な交通手段は、現在のところバイク(スクーター)。
台湾では一般的な交通手段ですが、あまりのバイクの多さ・交通マナーの悪さに「バイクの運転は怖い!」と避けている方も多いのですが……
車のように駐車する場所に困ることも少なく、乗れると超便利です!
台湾で車の運転をしている方は、日本で取得した運転免許を台湾で書き換えて運転してるというケースが多いと思います。
私は台湾で教習所に通って運転免許を取得したというなかなかレアな経験をしたので、そのときのことをお話しします!
私が教習所に通ったのは2014年4~5月にかけて、AT限定免許です。
現在の情報とは異なる点もあると思うので、この記事はあくまで参考程度で見ていただければと思います。
台湾での運転免許取得を検討している方は直接教習所などにお問い合わせください!
また、台湾で教習所に通って運転免許を取得するには台湾に住んでいる(居留証がある?)必要があるという情報もちらっと耳にしました。
こちらも教習所に確認してみてください。
▼台湾での運転免許の試験について、より新しい情報が知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
台湾で教習所通い、運転免許取得を決意するまでのこと
「外国で運転免許取得とか、大変じゃない?!」と思った方もきっといますよね。
たしかに、「日本で取ったほうがよかったのかな……」と思わなくもなかったですが、そのときはわざわざ日本に帰って取るほうが逆に大変だと思ったので^^;
台湾で運転免許取得を決意するまでのことをまずお話ししたいと思います。
車社会で暮らしてたのに運転免許を取得しなかった私@日本
プロフィールにもある通り、私は日本ではかなりの車社会で交通面では便利とは決していえない群馬県に住んでいました。
実家から最寄り駅まで徒歩で40分くらいはかかったでしょうか。
(東日本大震災でガソリン不足だった頃、やむを得ず何回か歩いたことがあります)
地元の友達は大体高校を卒業したら免許を取りに行ってたし、大学の友達でさえも長期休みのときに免許合宿やら行っていました。
それでも私が免許を取りに行かなかったのは……車(&車の運転)にまったく興味が持てなかったから。
両親も「興味がないのに無理に行かせることはないだろう(身につかないから)」と、免許を取りに行くように言われることはありませんでした。
私は高校・大学と電車通学でしたが、駅までは親に車で送ってもらってました。
(農家なので親はほぼ家にいた)
バスは30分に1本……時間に縛られるのが嫌で運転免許取得を決意
台湾に来てからは(も)、最初は駅にほど近い所に住んでいたし、特に不便を感じたこともなかったので、車・運転に関する興味は依然としてないままでした。
というか、私も最初は多くの日本人と同じように「台湾で運転とか無理でしょ……(危険すぎて)」と思っていました。
が、結婚して今の家に引っ越してきて、バスは30分に1本(か、それ以上に間隔があいてる)だし、買い物に行こうにも徒歩圏内にいいスーパーがない……。
当時は以前の職場で日本語教師のアルバイトをしていたので、通勤に不便だったのが一番不満でした。
あるとき、同じように台湾在住の日本人のブログで、教習所に通っているという記事を読んで、「私も挑戦してみようかな!」と一念発起!
費用も日本よりずっと安いし、とりあえず教習所に通ってみることにしました。
台湾の自動車教習所の様子
教習所通い中、写真を撮ったりもしなかったので、言葉でしかお伝えできないのが残念です。
あと日本の教習所に通ったことがないので日本との比較もあまりできないのですが、ご了承ください!
費用・通う期間など
通う期間は、平日毎日1時間ずつか、土日2時間ずつかどちらかと言われました。
(平日毎日通ったほうが、練習時間はちょっとだけ多く取れるということになります)
先ほども書いた通り、その頃平日はアルバイトしてて、時間も不規則だったので、土日2時間ずつにしました。
(夫が休みのときはついてきてもらえるという点でもよかった。まだ中国語不安だったので……)
上の写真が教習所の記録カード(?)ですが、期間はほぼ1ヵ月。
費用はうろ覚えなのですが、このカードに書いてあるのを見ると、学費10,500元+1,500元(これ何だろう、免許の試験の費用とか?)で恐らく12,000元(約45,000円)。
日本で教習所に通ったら20~30万円くらいはするとのことなので、それを考えたら激安ですね。
実際の道路を走ったのは1回だけ
日本だったら、実際の道路や高速道路などを走る時間がかなり取られているかと思いますが、私が教習所外に練習に行ったのはたったの1回、2時間程度です。
(上のカードの15・16回の所に”郊外”と書いてあるのがそうです)
しかも当日いきなり教官にその日の午後時間あるか聞かれて、急遽行くことになったという……心の準備が!汗
その日は夫もついてきてくれていた日だったので、ちょうどよかったのですが。
教えてくれるけど、かなーりテキトー。笑
日本の教習所では教官はつきっきりで教えてくれるかと思いますが、台湾の教習所は結構テキトーです。
最初にお手本を見せてくれて、その後何回か練習を見たら他の学生を見に行ったり、どこかに行ってしまったり、ごはんを食べてたり……そんな感じでした。
夫がついてきてくれたときは、教官がいなくなったら夫にちょこちょこ教えてもらっていました。笑
まぁ、ずーーーっとじーーーっと見られるとかだとそれはそれで緊張したと思うので、私にはそれくらいでよかったのかもしれません。
ある日、若い男の子たちが3、4人で練習していて、ブレーキとアクセルを踏み間違えたか何かで変な所に勢いよく乗り上げちゃったなんて場面も見ました。
まだ人とか別の車に突っ込まなかっただけよかったけど……危なっ!
その後教官にかなり絞られてたようですが、「そもそも教官がつきっきりだったらこんなこと起きないんじゃ?」と、思わないこともなかったです^^;
ついに試験!午前に学科、午後に実技
1ヶ月ほど毎週末教習所に通って練習し、あっという間に試験!
学科は免許センター(桃園市は桃園と中壢にあります)で午前中に受けて、それに合格したら午後は各教習所内で実技という流れでした。
あ、学科について全然触れませんでしたが、学科は上のような本と模擬試験10回分を渡されて自分で勉強する形で、教習所での授業は一切ありません。
もちろん中は全部中国語。
漢字の助けもあり、読むのはそんなに苦手ではなかったので、そこまでは苦しまずに済みました。
でも実は他の外国語もあって、日本語もありました。
ただ個人的に「変な日本語だったら嫌だな」と思って、あともらえる本と模擬試験は中国語のものしかなかったので、それなら中国語で集中して覚えたほうがいいやと思い、結局私は中国語で試験を受けました。
車の免許を取得すればバイクの免許の学科試験は免除される
私は車の免許を取得して1ヶ月後くらいにバイクの免許を取りに行きました。
車の免許を取得していれば、バイクの免許の学科試験は免除になるので、実技のみ!
※赤のナンバーのバイク(大型)については、日本でも同じだと思いますが教習所に通う必要があります。黄色のナンバーもかな?
バイクの実技はどうやって練習するかというと……夫のバイクを借りて人通りの少ない道で練習、です^^;
多分台湾人もそうやってるのでしょう。
夫のバイクは大きめ(男性向け?)で私にはすごく運転しにくかったので、自分で今乗っているバイクは女性向けの小さめのを選びました。
それでもものすごく重くて、狭い所に駐車するのとか今でも苦手です。
試験の日、私は夫の後ろに乗せてもらって免許センターに向かいましたが、中には無免許にも関わらず自分でバイク運転していって、免許取得して帰る……という人もいるそうです。
ちなみに、夫情報ですが、バイクの実技は桃園の免許センターではなく中壢の免許センターのほうが合格しやすいとか何とか。
何を理由にそういうのか不明ですが、とりあえず中壢のほうがいいらしいです。
無事合格!運転免許ゲットーーー!
免許は免許センターで発行してもらえます。
私は車もバイクも中壢の免許センターで試験を受けたので、発行もそちらでしてもらいました。
これももううろ覚えですが、近くの診療所で簡単な健康診断を受けるように言われました。
で、今運転してるの?
……いえ、してません。
免許取得してから全ー然です。
バイクはいつの間にやら3年以上運転してるので、それなりに安定してきましたが、まだ我が家には車がないこともあり、車に関してはほぼペーパー……。
夫もあまり車の運転が好きじゃないと言っていて、車を買ったところでちゃんと教えてもらえるのかどうか。汗
でも桃園は台北と比べると交通が不便なこともあり、果敢に運転してる日本人も多いので、私もいつか仲間入りできたらいいなと思います。
ただ依然として車への興味は薄く(雨の日とかは断然便利だとは思うのですが)、ほぼバイクで事足りていることもあって「車欲しいー!」とかもあんまり思わないんですよね^^;
まぁ、いつかそのうち。笑
もう正直運転の仕方忘れてますが……夫は「運転するようになったら思い出すよ」と言うので、何とかなるだろうと変に前向きです。
快適な桃園生活を送るには、バイクや車はやっぱりあったほうがいいと個人的には思います!
特にお子さんがいると、送り迎えのときに便利!!
迷っている方は思い切ってチャレンジしてみてはどうでしょうか。